疾病と整体

身体
の
部位		 疾病名 原　因（*1） 整体で対応できる範囲
生
活
習
慣		 免
疫
不
全		 加
齢
or
怪
我		 先
天
性
 ス
ト
レ
ス		 不
明

全身		 慢性疲労症候群 ○ 身体の形を整えることで、筋肉や関節の疲労を除去し、また不眠の改善も期待できます。
更年期障害 ○ 更年期障害と各症状の因果関係は実は良く分かっておらず、いろいろな症状がすべてホルモン異常によって引き起こされているとは言えません。
身体の形を整えることで、症状が改善できるケースが多いです。
高血圧/高脂血症
メタボリック症候群		 ○ 残念ながら症状の改善に直接はお役に立つことはできません。
但し、これらは生活習慣の乱れが原因であることが多いので、身体も相当歪んでいることが多いです。運動療法をはじめるにしても、先ずは身体の形を整えることをお勧めします。
糖尿病 ○ ○ 糖尿病を直接改善することはできません。
但し、この病気で怖いのは合併症ですが、身体の形を整えることで、なるべく発症しにくい身体にすることは可能です。糖尿病の治療と整体を併用されてはいかがでしょうか。
うつ病 ○ この病名は非常にあいまいに広範囲に使われていますので、一概にどうするのが良いか言えません。
いろいろな治療法の一つとして整体を試されてみてはいかがでしょうか。
自律神経失調症 ○ 「不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的病変が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの」がこの病名を付けられます。
この診断を受けたら、ぜひ整体を試してみてください。
帯状疱疹 ○ この病気はウイルスが原因ですので、専門の病院へ行かれることをお勧めします。
膠原病
全身性エリテマトーデス		 ○ 正直何とも言えません。
病気そのものに対する効果よりも、まずは症状の緩和にチャレンジしてみましょう。
アトピー性皮膚炎
花粉症		 ○ アレルギーが原因のこれらの病気は、免疫力を高めることで症状が改善する可能性はあります。
身体の形を整えることが、免疫力を高める一助になります。
ギランバレー症候群 ○ 病気自体の予後は良いですが、弛緩性麻痺により身体の形が大きく崩れてしまいますので、そのままリハビリを行うと身体を壊す原因になります。
身体の形を整えながらリハビリを行うことを強く勧めます。
パーキンソン病 ○ この病気は脳内物質の異状によって引き起こされますが、病気の特定が非常に難しいです。症状とされる手足の振えや筋肉の緊張も、初期の場合は本当にパーキンソン病が原因か分かりません。
整体で症状の改善が見られるか試してみられるのは、決して無駄ではないと考えます。
線維筋痛症 ○ 原因も不明で治療法も確立されていない病気で、正直何とも言えません。
可能性の一つとして試してみられてはいかがでしょうか。

頭部		 緊張型頭痛 ○ 文字通り筋肉の慢性的な緊張によるものですので、整体で改善できます。
片頭痛 ○ 脳内の血管や神経の異状が原因ですので、慎重に対応してください。脳卒中など重篤な病気につながることがあります。
頭の片側だけに現れる頭痛を片頭痛だと勘違いされている方が専門家でも多いですが、片側だけ痛くても多くは緊張型頭痛です。
顎関節症 ○ 身体全体の歪みを直すことが症状の改善につながる代表的な症例です。
メニエール病 ○ 整体で症状が改善できるかチャレンジしてみたい病気の一つです。

頚部		 鞭打ち・寝違え
（頚椎捻挫）		 ○ 症状がひどい時は先ず整形外科できちんと検査を受けてください。間違ってもマッサージには行かないように。
骨に異常が無いのに、いつまでも痛みが取れないときは整体がお役に立てます。
頚椎症
椎間板ヘルニア		 ○ 加齢に伴う椎骨や椎間板の変形は誰にでも起こります。これらの変形と首や手の痛みとは因果関係が無いことがほとんどです。
整体で症状の改善が期待できる疾病の一つです。
筋性斜頚 ○ 原因にもよりますが筋肉の過緊張が原因ですので、症状を改善できる可能性は高いです。但し、時間がかかりますので、気長に取り組みましょう。

肩		 四十肩/五十肩 ○ 肩関節を構成する筋肉群の拘縮（こうしゅく、ちぢむこと）によるものですので、改善が期待できます。
胸郭出口症候群 ○ 胸郭の出口が狭くなっているのは周辺の筋肉が緊張しているためであることがほとんどです。整体で改善できる疾病の一つです。
肩こり ○ 肩こりは筋肉の緊張によるものですので整体で改善できます。
但し、改善にかかる時間の個人差が非常に大きいので、あきらめずに取り組みましょう。
手 関節リウマチ ○ リウマチそのものを治すことはできませんが、痛みを和らげることは可能です。
病気の治療と併用いただければと思います。

腰		 ぎっくり腰 ○ ぎっくり腰は先ず安静。その後なかなか痛みが取れないときや繰り返すときは、身体の形を改善すれば治ります。
椎間板ヘルニア ○ ヘルニア自体を整体で無くすことはできません。しかし、ヘルニアの存在と腰痛との間に因果関係が無いことは、整形外科も認めています。
整体師の腕の見せ所です。
脊椎分離症/すべり症 ○ 分離症やすべり症は先天的なものだという説に私は賛成します。ということは、今の症状は改善できます。
脊柱管狭窄症 ○ 最近ヘルニアが腰痛の原因として白になってきて、代わりに出てきたのがこの病気です。何年か経つと、こんな病気もあったねぇと言われると想像されます。
ともに腰痛との因果関係は希薄ですので、整体にお越しください。
変形性脊椎症 ○ 頚部の頚椎症と同じです。
整体で症状の改善が期待できる疾病の一つです。

膝		 変形性膝関節症 ○ 手術は最後の手段にしてください。膝が正しく使われていれば、少々変形していても痛みも無く普通に歩けます。
先ずは、我々に診させてください。
関節水腫 ○ 最近は水がたまってもすぐには抜かないようです。というのは炎症を抑えるのために自己防衛手段として水がたまることが分かってきたためです。
炎症が引いた後に、原因を取り除くため身体の歪みをチェックされることをお勧めします。
関節ねずみ ○ 身体にメスを入れるのはお勧めできませんが、治療に関しては整形外科のお医者さんとよく相談してください。
その後は、変形性膝関節症と同様、我々がお役に立てると思います。
半月板損傷 ○ 損傷そのものは整形外科の治療が必要です。
しかし、大きな怪我をしていないのに損傷した場合は、身体が歪んで膝が正しく使われていない可能性大です。整体で正しい形に直す必要があります。
前十字靱帯断裂/損傷
側腹靱帯断裂/損傷		 ○ 靭帯の修復は外科手術が必要ですが、術後や保存療法をとられる場合は、膝が正しく使われるように、身体の形を整えることをお勧めします。

足		 アキレス腱断裂 ○ 治療は整形外科の守備範囲ですが、治るまでに相当時間がかかります。
治癒後、下腿三頭筋（ふくらはぎの筋肉）が拘縮（こうしゅく、ちぢむこと）してしまった場合は、リハビリに一役買うことができます。
捻挫 ○ 安静にしてれば普通完治します。慌ててマッサージなどに決して行かないこと。
痛風 ○ 高尿酸血症が原因だと言われますが、高尿酸血症の人が必ずしも痛風になるわけではなく、発症の原因は不明です。
関節リウマチと同様、病気そのものには効果はありませんが、痛みを和らげるお手伝いはできる可能性があります。
白癬症（水虫） ○ 整体で水虫が治ると宣伝しているところがあるようですが、そんなところは決して行かないでください。
皮膚科に行って清潔にしましょう。
*1：自己免疫疾患は不明に分類しました。
　　　原因は代表的なものに○をつけています。これだけではありませんのでご注意ください。