骨格の歪みが身体のゆがみとなって現れます。
ところが骨格(つまり骨の集まり)はそれら自身では形を維持することができません。
では骨格を形作っているものは何でしょうか?--- それは筋肉です!
歪みの原因は骨格を支える筋肉が正しく働いていないことによるものなのです。
これらの障害は若いうちは一晩眠れば回復しますが、加齢とともに身体の異常となって現れてきます。 しかし、最近は若い人でもTVゲームやパソコンの影響で、悪化が早期に表面化する傾向があります。
姿勢が悪くて体が歪んだのではなく、体が歪んでいるために姿勢が悪くなっているのです。 つまり、姿勢の悪さは原因ではなく結果なのです。 また、姿勢を正そうと意識することによって他の筋肉に無理な緊張が生じて、症状を悪化させてしまうこともあります。
筋力不足が原因だと良く言われますが、筋肉隆々のスポーツマンでも背骨が歪んで腰痛で悩んでいる人は大勢います。 逆にすらりと細く姿勢のきれいな方もいらっしゃいます。 筋肉量は関係ありません。筋肉の伸縮によるバランスの問題なのです。
筋肉をぐいぐい押したり揉んだりするのは、身体を歪める原因になります。
「癒し」を求めて行く分には否定しませんが、治療効果を求めるならお金と時間の無駄です。
また、関節をボキボキするカイロも「百害あって一利無し」です。もし行ってみてボキボキやられたらすぐにやめてください!
正しい知識を持ったトレーナーの指導を受けながらであれば改善効果は出てきます。
しかし、自分の体の壊れ方を知らないままの自分勝手な運動は、症状を悪化させますのでご注意を。